お知らせInformation

2024/01/11

能登地震で被災した精神障がい者にグループホームの空室を提供します

この度の「令和６年能登半島地震」に関連する災害により、被災された皆さまならびにご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

　障がい者の就労支援を行うReSowホールディングス株式会社（本社：大阪府大阪市　代表：熊野賢）は、2024年１月能登半島地震で自宅が全壊した石川県内の精神障がい者を対象に、グループホームの空室提供を開始しました。潜在的な障がいを持たれた方を対象とした専門的な支援を実施する「#孤独を見過ごさない」プロジェクトの一環で、地方自治体、現地の医療機関・福祉関連事業者と連携して進めてまいります。

　ReSowグループでは、就労継続支援B型ワンダーフレンズをはじめ、グループホーム、訪問介護、訪問看護、相談支援、児童発達支援・放課後デイサービスの６サービス、29の拠点、1000名を超えるハンディを持った方を対象に全国で展開をしており、グループ内でも被災し全壊・半壊した利用者様が多数おられることより、今回のプロジェクトを実施するに至りました。

支援実施の背景

「迷惑をかけるから避難所にいられない」

　2024年元日の能登半島を襲った大地震が甚大な被害をもたらしています。多くの家屋が倒壊した石川県では、１月６日午後時点で約2万800人が避難所に身を寄せていますが、精神障がい者の方、またはご家族の方が、支援がないと過ごせない、定期薬が足りない、不安から騒いでしまう、迷惑をかけてしまうなどの理由から、避難所にいられないと考えている方が多いのです。

　市町村は一般避難所に避難しづらい障がい者･高齢者のために、福祉避難所を指定するよう義務付けられました。ただ、数が限られていたり、人手不足だったりといった課題があります。現に福祉避難所は市内で25カ所が指定されているが、７日時点での開設はゼロ。２カ所で開設準備を進めているが、職員不足などから正式な受け入れ開始のめどは立っていないとのこと。一刻も早い避難環境の改善が必要であることから、精神障がい者の方に適切な支援を届けるためにも、受け入れ先の提供などの取り組みを開始しました。